2010.10.11
Gamez.itmediaによりますと、「ファイナルファンタジー XIV」のPC版コレクターズエディションが9月22日に発売される。その直前のアキバには同ゲームのポスターやロゴがあふれており、特需といえる状態で盛り上がっていた。
「名前取りのためにイチ早く入手したい人は多いでしょう」――
(Final Fantasy XIV RMT)特需が佳境に突入
T-ZONE.PC DIY SHOP前に掲げられたFinal Fantasy XIVのポスター スクウェア?エニックスのMMOPRG「ファイナルファンタジー XIV」(以下、Final Fantasy XIV)の発売が間近に迫っている。PC用の通常版は9月30日に発売となるが、メイキングDVDやインゲーム用のアイテムコードなどを同梱したコレクターズエディションは一足早く9月22日に販売解禁となる。
コレクターズエディションの予約を受け付けていたショップの多くはすでに定数に達しており、多くのユーザーの期待感の高まりを示していた。また、グラフィックスカードの売れ行きにも顕著な変化が出ているという。T-ZONE.PC DIY SHOPは「数量ベースでいえば普段は1万円以下のエントリークラスが一番出ますが、最近は1万円台後半以上のミドルとハイスペックモデルが圧倒的に出ていますね」と語る。
多くのショップで特に売れているのは、GeForce GTX460のGDDR5 1GバイトモデルとRadeon HD 5800系とのこと。パソコンショップ?アークは「Final Fantasy XIVをLOW(1024×768ドット)モードでプレイする人の定番はGeForce GTX460、HIGH(1920×1080ドット)モードで画質にこだわる人にはRadeon HD 5870が人気ですね。また、GeForce系ならSLIでパフォーマンスの向上が見込めるので、2枚セットで購入される方もけっこういらっしゃいます」と話していた(関連記事:Final Fantasy XIVを余裕でこなすグラフィックスカードは?――「G-Tune」でまとめて検証)。
また、各ショップでFinal Fantasy XIVの初回生産パッケージを同梱したASUSTeKのGeForce GTX460 GDDR 1Gバイトカード「ENGTX460 DIRECTCU/2DI/1G/Final Fantasy XIV」の予約販売も始まっていたが、こちらはまだ動きが少ない様子だ。
ソフマップ秋葉原本館は「とりあえず今は1週間早く手に入るコレクターズエディションを購入したいという人が多いのでしょう。βテストのころからFinal Fantasy XIV内での名前取り合戦が加熱しているので、まだ登録していない人が人気出そうな名前を自分のものにするために少しでも早くプレイできるように動いているんですよ」と話していた。
Final Fantasy XIVの世界では、同じ名前のキャラクターは存在できない。このため、人気アニメの登場人物や有名人などの名前は早い者勝ちになるという。すでにβテストの段階から名前取り合戦が行われているが、PC通常版やPS3版が出回っていない現時点で、未登録の人気ネームを入手したいと考えている人が多いらしい。また、βテストからはキャラクターのステータス(経験値など)やアイテムは引き継がれないため、本サービスでいち早く能力を高めるためにコレクターズエディションを買い求めるという人も相当数いるようだ。
そんなニーズに答えるべく、ソフマップ 秋葉原 アミューズメント館やアソビットシティは9月22日0時からコレクターズエディションを深夜販売するイベントを実施する予定だ。その情報をキャッチした某ショップは「コレクターズエディションを購入する人の中でもより早くプレイできるということで、けっこう多くの人が集まるんじゃないでしょうか。Final Fantasy XIVはゲームタイトルとしては異例なほどのキラーコンテンツなので、大いに盛り上がるでしょう。いや、でも、よくやりますね……」とコメントしていた。