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NCJ「リネージュ」、「DRAGON SLAYER 2nd」先行体験レポー?
エヌ?シー?ジャパン株式会社は、Windows用MMORPG「リネージュ」において、アップデート「DRAGON SLAYER 2nd」を10月12日に実装する。
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「DRAGON SLAYER 2nd」は2010年3月に実装された“地竜アンタラス”に挑戦する「DRAGON SLAYER 1st」に続くレイドコンテンツ。今回は“水竜パプリオン”がプレーヤーの前に立ちはだかる。
さらに今回は、ユーザーインターフェイス周りにも大きく手が加えられた。これまで以上にプレイしやすくなり、マップ画面が追加されたり、Windowモードへの対応などユーザーの要望が多かった機能も追加された。今回は先行体験会でのスクリーンショットと共に、これらの機能を紹介していきたい。
■ より使いやすくなったユーザーインターフェイス、初心者用フィールドもリニューアル
10月12日のアップデートは「ユーザーインターフェイスの変更」と「水竜パプリオンへの挑戦」という2つのポイントに分かれる。最初はユーザーインターフェイスの変更について紹介していきたい。
ユーザーからの要望の大きかったのが「Windowモードへの対応」だったという。また、画面表示も変わった。HPとMPを表示していたバーが画面下のUI画面から分離し、どこでも表示できるようになり、さらにバーの長さを調節できる様になった。これまではNPCに話しかけなくては確認できなかった「カルマ」ゲージを見ることができ、ステータス画面でしかわからなかった魔法攻撃力と、魔法防御力も表示されるようになった。
左側の表示フィールドは切り替えることで、パーティーメンバーのHPバーが表示されるようになった。これまでは画面上のキャラクターの上部に表示されるゲージを見て判断するしかなく、メンバーへのターゲットも画面上をクリックするしかなかったが、今回からはゲージをクリックするだけでターゲットでき、視界外のメンバーの状態も把握しやすくなった。
また、課金アイテムを買う「Shop」ボタンは間違えて押しやすかった右側から左側になった。課金アイテムもこれまではNPCを介さなくては入手できなかったが、特別な倉庫が用意され、課金アイテムを購入直後に入手できるようになった。ショートカットボタンは間違ってドラッグするなどで焦っているとき内容が変わってしまったが、「ロック」ボタンが追加され、ロック時には内容が変更できなくなった。
マップ画面、というのもこれまでの「リネージュ」ではアイテムを使わなくては表示できなかった上に、自分のいるところの周囲しか表示できなかった。これからは全てのフィールド、そして街のマップが表示できるだけでなく、ミニマップの表示も可能になった。マップにはポインターの設定と、それに関するメモの添付が可能で、さらにその情報を任意のプレーヤーに伝達できるようになった。
初心者フィールドはこれまでは職業や種族によって2つにわかれていたが、1つに統一された。これにより初心者同士の円滑な交流を促していく。フィールドにはNPCへと導くための矢印が書き加えられるなど、より初心者向けに配慮したものになっている。1つ今回のテストプレイで気がついたのは、チュートリアル用のウィンドゥを一度消してしまうと、再表示ができないようだ。このウィンドゥがなくてもチュートリアルクエストは進められるが、注意しておきたいところだ。
初心者用のダンジョンは襲ってこないノンアクティブの敵なので、初心者でも安心して探索できる。プレーヤーはここでレベル18まで鍛えることができるという。巨大な「ヴァリアントアリゲーター」や「カーズドゲイザー」、「ロストクラブマン」、「カーズドラミア」など多彩なモンスターが登場し、初心者ダンジョンながら、敵を見て回るだけでも楽しい。ボスモンスターの「カーズドブルート」だけはアクティブなので気をつけたいところだ。さらに今回は体験できなかったが、攻城戦もリニューアルされる予定だという。
ユーザーインターフェイスの改良部分は、他のゲームで取り入れられている機能も多く、パーティーメンバーのHP表示などは「これまで無かったのか」と考えさせられる部分もあった。「リネージュ」はMMORPG最初期に生まれた作品であり、新しい作品に比べると洗練されていない部分もある。ユーザーの要望により使い勝手が良くなったことで、ユーザーはどう反応していくか注目したい。
■ 32人を蹴散らす最強ボス水竜パプリオン出現。水中ダンジョンに待ち受ける強大な敵
もう1つの目玉となる水竜パプリオンへの挑戦は、レベル60以上のキャラクター向けコンテンツだ。上級者向けのバランスで、4パーティー32人で挑戦できる、ヘビーな戦闘コンテンツとなっている。
このコンテンツに挑戦するためには、「ドルーガの袋」というアイテムをNPCから購入する必要がある。このバッグは1日に1度開けることができ、一定の確率で「ドラゴンキー」を入手できる。このキーを使うことで「ドラゴンポータル」を開けることができるのだ。ドラゴンキーを使うと、ドラゴンの名前が付いたウィンドウが表示される。このドラゴンキーを使えば、水竜パプリオンのダンジョンだけではなく、前回の地竜アンタラスのダンジョンへも挑戦可能だ。
ドラゴンポータルは、最大32人まで入ることができ、中はインスタンスフィールドになっている。ルートが左と右に分かれており、右に進むといきなりボスである水竜パプリオンと戦うことができる。左側はダンジョンが用意されており、一定時間で現れる敵を撃退して前に進んでいくことで、様々なアイテムを入手したり、戦いに有利な補助魔法をかけてもらうことができる。強さに自信のあるプレーヤー達はいきなり対決に、そうでない人達は左側で戦いながら進み、有利なアイテムや補助魔法をかけてもらって戦いに挑む、という感じになるという。
パプリオンのダンジョンは水中となる。「エヴァの祝福」というアイテムで水中で呼吸ができるようにしていなければ、徐々に体力が減り続ける。左側のルートは「大きな貝」というオブジェクトがあり、ここを調べることで戦いに有利なアイテムが入手できる。ある程度進むと、道が塞がれている。ここを突破するには、後ろから追いすがってくる大量の敵を倒さねばならない。最大32人のプレーヤーを対象にしているコンテンツなだけに、こちらでもかなり厳しい戦いが展開しそうだ。
パプリオンとの戦いは、さらに壮絶なものとなる。水竜パプリオンはプレーヤーを一瞬で手元に呼び寄せる魔法を使ったり、地面を割るブレスをはく。さらに、パブリオンの周りには怪物が召喚した「神秘の五色のパール」、「五色のパール」という球体が浮かんでいて、パブリオンを回復する。このパールを壊せるのはパブリオンと共に登場する「呪われた巫女 サエル」から祝福を受けたプレーヤーのみだ。パールを破壊しつつ、パプリオンにもダメージを与えていかなくてはならない。32人の連携が求められる敵である。
ちなみに、前回の地竜アンタラスは実装されてから数日で攻略されてしまったという。このパプリオンはユーザーへの挑戦状ともいえるモンスターで、さらなる強さを持っている。半年前に実装された韓国でもまだ誰も倒していないということだ。日本のプレーヤーがパプリオンを倒せるのか、興味のあるところである。
今回のアップデートに合わせてアップデート特設サイトでは、パプリオンに関するコミック「パプリオン ストーリーコミック」が掲載されており、本日第2話が掲載されている。パプリオンとエヴァの巫女の物語がコミック化されており、今回のアップデートに関するビハインドストーリーとなっているという。
また、「リネージュ」では、このアップデートに続き、今冬に「秘譚 影法師 オリム」というアップデートを予定しているという。このコンテンツは2009年9月に実装された「秘譚 魔術師 ハーディン」の続編となるアップデートとなる。ストーリーにフォーカスを当てたクエストとなっており、ゲーム内キャラクターの秘密が明らかになる。
この「秘譚」シリーズは日本独自のコンテンツになっており、「リネージュ」の原作であるコミックを題材にしている。韓国プレーヤーにはコミックなどの出版物でなじみ深い「リネージュ」の世界を、日本のプレーヤーにも知ってもらいたい、という目的で作られているという。こちらの詳細は、今後発表される予定だ。
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【GAME Watch,勝田哲也】
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日付:2010/11/14 転載:http://www.info-rmt.jp アクセス回数:1751